π-CAVEとは

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π-CAVE共同利用の課題代表者の皆様へ

長年ご利用いただいていたVR可視化装置のπ-CAVEですが、装置の経年劣化により頻繁に不安定な動作が見られるようになりました。現状の当センターの状況では今後の装置の保守管理及び維持が難しいことも踏まえて昨年度末にセンターで対応を検討した結果、2019年度にCAVEの共同利用を終了する運びとなりました。つきましては、大変勝手ではありますが、利用予定のあるユーザーの方はなるべく早期にお願い申し上げます。 突然のご報告で皆様には大変ご迷惑をおかけしますが、ご理解とご協力のほど何卒よろしくお願い申し上げます。


π-CAVE(パイ・ケイブ)は、大規模化・複雑化するシミュレーションデータを、直感的かつ効率的に分析するための三次元立体可視化装置です。CAVE(Cave Automatic Virtual Environment)と呼ばれる没入型のバーチャルリアリティ装置としては、国内最大級の規模を有しています。

人を取り囲むように、複数の大きなスクリーンを上下、前後、左右などに配置し、プロジェクターによって三次元映像を投影することで、バーチャル空間を構成します。高さ3m×奥行3m×横幅7.8mと非常に大きい床面積があるため、20人程度まで同時に没入できる点が最大の特徴です。

人の目の位置と方向を測るための機器(トラッキング装置)を用いることで、π-CAVE内で人が歩いたりしゃがんだりすると、それに合わせた映像が投影されます。また、ワンドと呼ばれるコントローラーを介して、対話的にバーチャル空間とやりとりすることもできます。
立体視にはアクティブシャッター方式(液晶シャッターメガネ)、トラッキングには光学式(赤外線カメラ)が採用されています。

π-CAVEの利用により、三次元の大規模シミュレーションデータを3次元映像として様々な視点から見ることができるため、従来の可視化手法で見過ごされてきた新たな発見が可能になります。
特に、π-computerやスーパーコンピュータ「京」との連携により、創薬・物質科学・防災・宇宙物理・産業利用など、様々な分野での研究成果が期待されています。

 

利用マニュアルは→コチラ

コントローラーと液晶シャッターメガネ コントローラーと液晶シャッターメガネ

高輝度プロジェクター 高輝度プロジェクター

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