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KOBE HPCサマースクール(初級)2022【Zoom開催】

~スーパーコンピュータで並列計算の基礎を学ぼう!~

今年も学生・若手研究者の方を対象に、並列計算機を使いこなすための “プログラミング手法(並列計算プログラミング)の基礎” を演習を交えて学習するサマースクールを開催します。奮ってご応募ください。

Zoomによるオンライン開催が決定しました。(22.8.1)

【開催報告書】(2022.10.11)

日程 2022年8月29日(月)~2022年9月2日(金)
※計算機は兵庫県立大学データ計算科学連携センターのスパコンを使用。期間中と終了後1週間程度は大学外部からもスパコンをご利用いただけます。
場所 Zoomによるオンライン配信開催
共催
後援 ・一般財団法人高度情報科学研究機構
・公益財団法人計算科学振興財団
目的 「富岳」のような大規模並列スーパーコンピュータによるシミュレーションを活用するためには、並列アプリケーションの開発に必要な基本的な並列計算法についての知識が必要となる。このスクールでは、並列計算についての知識と基本的な並列計算のプログラミング技術を習得し、「富岳」に代表されるスパコンによる大規模な計算機シミュレーションを駆使し、新しい計算科学の世界を開拓したいと考えている若手研究者、企業の研究者を育成することを目的とする。このため、基礎的な並列計算のプログラミング技術、すなわち各種の並列計算(スレッド並列、プロセス並列、アクセラレータ・オフロード)について、それぞれOpenMP、MPI、OpenACCでのプログラミング法を学習し,演習により利用法を習得する。また、いくつかの高速計算のためのプログラミング技術についても解説する。
対象 ・大学・研究機関に所属する若手研究者および学生(高専学生を含む)
・企業に所属する研究者、技術者
・並列プログラミング未経験者、もしくは体系的に習得しなおしたい方
・参加要件として、
(1) C言語やFortran言語などのプログラミング言語の経験を有すること
(2) Linux/Unixの基本的なコマンドを使えること
(3) emacsやvi等のエディタによりファイルの編集ができること
(4) 計算科学もしくは計算機科学の研究においてスパコンおよび並列処理の知識・技術の習得が必要であること
など、本サマースクールに参加の動機が明確であることを前提とする。
講師・講演者紹介

富田浩文 富田 浩文(TOMITA Hirofumi)

・理化学研究所計算科学研究センター 複合系気候科学研究チーム チームリーダー
・神戸大学大学院システム情報学研究科 客員教授


安田 修悟(YASUDA Shugo)

・兵庫県立大学大学院 情報科学研究科 准教授

 

 

寺尾 剛史(TERAO Takesh)

・理化学研究所計算科学研究センター 大規模並列数値計算技術研究チーム 特別研究員

 

三宅 洋平(MIYAKE Yohei)

・神戸大学大学院システム情報学研究科 計算科学専攻 准教授

プログラム概要
(22.8.8改定)

ECCSE・・神戸大学大学院システム情報学研究科 計算科学教育研究センター
R-CCS・・理化学研究所計算科学研究センター
県立大・・兵庫県立大学

8月29日(月)

時間 内容 担当
10:00-10:30 オリエンテーション ECCSE, 県立大
10:30‐12:00 講義
1. 計算機サーバの環境設定と使い方 【講義資料】
県立大
安田 修悟
12:00‐13:00 昼食
13:00‐13:30 富岳ライブ配信見学会 R-CCS
今村 俊幸/計算科学研究推進室
13:30‐13:40 休憩
13:40‐15:10 講義
2. シリアルプログラムの高速化
(ループ展開、キャッシュメモリ)
県立大
安田 修悟
15:10‐15:20 休憩
15:20‐16:50 講義
3. 熱伝導問題の差分計算
県立大
安田 修悟
16:50‐17:00 休憩
17:00‐18:00 自習 TA他

8月30日(火)

9:00‐10:30 講義
4. スレッド並列とは 【講義資料(8/31リバイス)】
R-CCS
寺尾 剛史
10:30‐10:40 休憩
10:40‐12:10 講義
5. OpenMPによるループ処理の並列化
R-CCS
寺尾 剛史
12:10‐13:00 昼食
13:00‐14:00 招待講演
『気候シミュレーション:ねらい、方法、面白さ』 【講義資料】
R-CCS
富田 浩文
14:00-14:10 休憩
14:10‐15:40 講義
6. 差分化された偏微分方程式の並列化
R-CCS
寺尾 剛史
15:40‐15:50 休憩
15:50‐17:00 自習 TA他
18:00‐19:30 オンライン交流会
R-CCS, ECCSE, 県立大

8月31日(水)

9:30‐11:00 講義
7. アムダール法則と並列化率の評価
R-CCS
寺尾 剛史
11:00‐12:10 自習 TA他
12:10‐13:00 昼食
13:00‐14:30 講義
8. 分散メモリ型並列計算機とは何か?
-SPMDプログラミングによるHello World! 【講義資料】
ECCSE
三宅 洋平
14:30‐14:40 休憩
14:40‐16:10 講義
9. 1対1通信関数、集団通信関数 【講義資料】
ECCSE
三宅 洋平
16:10‐17:30 自習 TA他

9月1日(木)

9:30‐11:00 講義
10. 並列計算性能の評価方法
(時間計測関数、バリア同期関数)【講義資料】
ECCSE
三宅 洋平
11:00‐12:10 自習 TA他
12:10‐13:00 昼食
13:00‐14:30 講義
11. 熱伝導問題の並列計算 【講義資料(講義11と12の分)】
ECCSE
三宅 洋平
14:30‐14:40 休憩
14:40‐16:10 講義
12. ハイブリッド並列
(スレッド並列+プロセス並列)
ECCSE
三宅 洋平
16:10‐17:30 自習 TA他

9月2日(金)

9:00‐10:30 講義
13. アクセラレータとは 【講義資料】
県立大
安田 修悟
10:30‐10:40 休憩 TA他
10:40‐12:10 講義
14. OpenACCプログラミング
県立大
安田 修吾
12:10‐13:00 昼食
13:00‐14:30 講義
15. まとめ、確認テスト
県立大
安田 修悟
14:30‐14:40
15:00~ 閉講式(修了証書授与、挨拶)、集合写真撮影 ECCSE
臼井 英之
参加申込等
  • 申し込みは下記申込みフォームからお願いします。
  • フォーム上で、「オンライン・対面に関わらず参加する」「対面のみ参加する」「オンラインのみ参加する」の希望を尋ねていますので、ご回答ください。
  • 申込フォームで「応募理由」を尋ねています。ご自身の研究分野も含めて簡単で結構ですので、必ずご回答いただくようお願いします。
  • 開催1ヵ月前(7月25日~の週)に対面開催かオンライン開催かの決定をします。結果は申込者全員にお知らせします。⇒オンライン開催が決定しました。
  • 定員40名程度、原則として先着順で受付いたします。ただし、特定の大学・機関の方に偏らないように調整させていただく可能性があります。
  • 参加申し込み締切日は7月29日(金)23時59分です。定員になりましたので、締め切りました。たくさんのお申込みありがとうございました。
    8月初旬以降、受講者が決定次第、対面orオンライン開催の決定結果と併せてご案内差し上げます。
  • 基本的に全日参加の方を対象とします。参加日程についてのご相談は、下記問い合わせ先までお願いいたします。
  • 全日参加の方の内、学生の希望者には旅費(国内に限る)・宿泊費を支給できますのでご相談ください。ただし、支給は神戸大学旅費規程に基づきます。また、宿泊先は神戸大学が指定する施設になります。
  • 参加にあたっての注意事項
  • 参加を希望される方の要件として、CまたはFortranによるプログラミング経験(スクールでは主にCを用いる)、及びLinux/Unixの基本的なコマンドを使えること,emacsやvi等のエディタによりファイルの編集ができることを前提とします。
  • 各自、ノートパソコンをご準備してください。
  • 実習でスーパーコンピュータを利用するにあたって、輸出規制上の手続きにより、非居住者に該当する方(海外居住者等)については、別途ご相談させていただきます。
  • Please understand that the lectures will be given only in Japanese and English lecture materials will NOT be provided.
  • 問い合わせ先 神戸大学計算科学教育センター 事務局
    E-MAIL: officeeccse.kobe-u.ac.jp
    その他

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